低気圧で耳が痛い

 天気の変わりやすい、とくに台風一過などの気圧の変化が激しい場合に、耳が痛くなる時があります。症状は、高い山に車で上った時や高層ビルのエレベーターに乗ったときに、発生する痛みです。つまり、耳抜きができていない状態になるのです。風邪気味・アレルギー性鼻炎のときは「耳痛」がおきやすいようです。対処方法をインターネット上で調べてみました。


※盲点1 消炎鎮痛剤として広く市販されているイブプロフェンの副作用として頭痛や耳鳴りも起こりうるようです。気がつかずに更に服用量を増やしていくという悪循環を引き起こす可能性もあります。イブプロフェンは風邪薬にも含まれている場合があります。詳しくはwikipedia:イブプロフェンを参照してください。また専門医に相談してください。

※盲点2 住居など(特にマンション)での低周波騒音が原因で「低周波音に鋭敏」になっている可能性もあります。様々な症状が出やすくなるようです。その場合は騒音対策を先ず試みる必要があります。詳しくはこれらのサイトを参照してください。

  • Triangle:マンションの低周波騒音被害に対する一主婦の体験話と訴え


 結論としては、耳抜き練習法で日頃から訓練して、耳抜きができるようになることが一番の対処法なようです。また、風邪や花粉症や自律神経の乱れ、そして咬み合わせに問題などがあると耳痛がおきやすくなるので、早めに専門医に行くことも大事です。若いときは大丈夫だったのに、年齢を重ねると症状がおきやすくなるのもこの自律神経系の問題によるものかもしれません。

 耳抜き方法は、大きく分けて2つの場合があります。水中か地上(空中)かです。それぞれに適した方法や練習方法があるようです。やり方を注意しないと危険が伴う場合もあるようです。詳細は以下のサイトなどを参照されると良いでしょう。

■気圧変化での器官の状態
 圧力の変化を受ける部位として、耳では中耳と内耳、副鼻腔では耳管を含める前頭洞、乳突洞、篩骨洞、蝶形洞、上顎洞、鼻涙管の内部に空間を持つ器官で、次の気圧感知を受ける。飛行機の離着陸、エレベーターの昇降、トンネル、山越等でも鼓膜の変化(圧迫感、膨張感)を感じ易く、副鼻腔群でも感じる場合は鼻詰まりの時に前頭洞や篩骨洞、鼻涙管等に膨張感、圧迫感が有り、過敏な人は天気の変化でも感じる場合が有る。耳や副鼻腔群が顕著に圧力を感じるのは、やはり水の中であろう。

 http://protecs.waterblue.ws/miminuki-2_3.html


■耳鼻科の医師が進める耳抜き法 
 【陸上・空中耳抜き法】の為、急速な潜降には不向き!

  • ツインビー法・・・・・・・  鼻をつまんで唾を飲む
  • バルサルバ法・・・・・・ 鼻をつまんで下あごを動かす。
  • 2つの併用タイプ(ローリーテクニック)・・・鼻をつまんで唾を飲み込みながら下あごを動かす。

 この方法はいつでも練習が出来ますので根気良く、まずは練習を!!ただし、急激な圧力変化には不向きです。エレベータや飛行機の機内、電車の中では有効ですが、訓練により速い動作で潜水にも適する様になります。
 http://protecs.waterblue.ws/miminuki-2_4.html

■耳管通気 オトヴェント (スウェーデン製)
 ノーズピースを鼻孔にあててバルーンをふくらます。スウェーデンからやってきた、たのしい自己耳管通気 。
 http://www.meilleur.co.jp/otovent/