タロットカードのコツ

 たまには何かエニグマなものをということで、今回はタロットカード占いについてです。タロットの特徴は、他の占いに比べて占い者の素質が問われるということです。素質とは知識とかじゃなくて、その人が生まれつきもってる「何か」です。

 ホロスコープでいうなら、27度に星が位置してるとか、手相で言うなら親指に仏眼相があるとかの元々占い師に向いてる何かの持ち主であるかどうかということです。私のホロスコープでは、8室9室に跨るさそり座の27度にエネルギーの象徴でもある火星が位置しています。

 タロットカードを取り扱う上で、二つのコツがあります。これを注意するだけで、クオリティが向上します。

 先ず、マイカードが何であるか知ることです。こちらから判別するのではなく、カードから知らせてくれます。つまり、自然にこれだとわかるようになります。マイカードが決まるまでの占いの精度は非常に不安定です。マイカードがわかったら、次のルールを適用します。

 『占い課程のどこかにマイカードが表れない場合は、その信憑性はかなり低いので中止する。』

 ちなみに、私のマイカードは、0の愚者と1の魔術師の2枚です。人によっては、1枚の場合やもっと多い場合もあるでしょう。また時が過ぎるとともに変遷する場合もあるのかもしれません。私はずっと同じですが。


 次に、シャッフル時のマインドです。自分がシャッフルする場合、更に相手にシャッフルさせる場合の精神状態のことです。できるだけ無垢な状態に、空の状態、無意識な状態で行わなくてはいけません。うまくできない人は、目を軽く瞑ってシャッフルし、意識を白い状態にすると良いでしょう。意識的意図的な要素がシャッフルに加わるとやはり結果の信憑性はかなり低くなります。

 以上の二つのポイントを気にするだけで、プロを上回る効果を得られるかもしれません。また、他の占いに比べると、タロットはより具体性や即効性があります。

 ところで、数多のタロットカードが存在しているなかで、最も伝統的なのは、US Games Systems社の「The Rider-Waite Tarot Deck(R)」だと思います。

 私が愛用していたカードは、派生品でビーバン・マリア・クリスチーナによって執筆された「悪魔のカード」でした。あまりの的中率に怖くなり封印したくらいのものです(悪魔のタロットカードとは全く別物です)。