営業スランプのサイン

 営業に限らず接客業には多かれ少なかれスランプがつき物です。今回はその兆候をいち早く察知する方法を述べたいと思います。とても単純なことです。

 『みんなバカばっかり』

 意外かもしれませんが、こういう心の声がいつも聞こえてくる時には、既に売れなくなっているはずです。

 ここで問題になるのは職場の人間関係です。例え家族や友人との関係が良好だとしても、職場での関係、つまり意思疎通がうかくいかず、孤立化している場合には、優秀な営業マンほどバカらしくなってくるものです。

 営業を成功させるためには、職場からの精神的なバックアップが常に必要です。自分だけではなく、組織の皆のために頑張るんだという気持ちがあってこそ、見込み客のNOに立ち向かえるのです。一見果敢と思われる営業マンほど実は繊細で傷つきやすいのかもしれません。

 「人を動かす」にも、気分の良い部下は良く働くものとあります。明るく元気に送り出し、暖かく向かい入れる、そんなマネージメントを心がけたいものです。

 さて、営業マンへ、接客時の超高度なテクニックを二つ伝授します。といってもだいぶエニグマ的ですから実践できるかどうかは才能次第です。

  • 見込み客と自分の他に、自分の分身を常時同席させ、見込み客を鋭く観察させるとともに、凄い勢いで会話の展開を計算させ、得た結果をフィードバックさせる。まるでマルチCPU、マルチタスクを人間で行うようにです。
  • 見込み客の背後に、虚飾を除外した生の見込み客本人を映し出し、そのものを相手とした交渉を行う。極限の集中力の先に見えるかもしれません。